9月8日、米国サンフランシスコ近郊・カリフォルニア州クレイトンの南東に位置するディアブロ山の北頂東側山腹で発生した山火事に、少なくとも4つのレピーター施設が巻き込まれている。K6MDD D‐STAR レピーター、W6UUU MotoTRBO レピーター、移転したばかりのW6CX APRSデジピーターとW6CX ATVレピーターである。
Mount Diablo Amateur Radio Club のJim Siemons会長(AF6PU)は、「機器の現状は不明だ」と述べた。 W6CX APRSデジピーターは、ロッキーリッジにあったタワーに心ない者の破壊攻撃を受けて、ディアブロ山の北頂に8月に移動されたばかり。「小難を避けて大難を受けてしまった」、と同会長は語る。
山火事は現在も制御できず、ディアブロ山の南頂へ向かって延焼しているが、「たとえ我々のレピーター施設に何が起こっても、修理や代替の施設を考える。大事なのはけが人が出ず、不動産の被害も最小限で済むことだ」とSiemons会長は続けた。
The National Interagency Fire Center ( NIFC )は、「消火率は全体の10%程度であり、地域住民の避難が続いている」と伝えている。(ARRLニュース 9月9日 ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL )
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