8月5日に打ち上げられた米国NASAの木星探査機「ジュノー(Juno)」は、10月9日18:00~20:40UTC(日本時間10日午前03:00~05:40)に地球フライバイ(地球の重力を利用し、燃料を節約して軌道や速さを変更し惑星へ送り出す)を実施する。
米国政府シャットダウンの中、アマチュア無線によるフライバイ関連活動は続けられており、計画通りの実験が予想されている。アイオワ大学のキルヒナー教授(KDØL)は「重力の法則どおりなら、予定どおりにジュノーが地球に接近する」とARRLに述べた。
ジェット推進研究所/NASAの「ジュノー プロジェクト」のWebサイトは閉鎖され、どうやらNASAではフライバイ実験がキャンセルされたようなので、実験結果はSouthwest Research Institute かアイオワ大学から報告されることになるだろう。
キルヒナー教授は、この木星に向かう「ジュノー」にモールス信号で「Hi」とあいさつするプロジェクトには、たくさんのアマチュア無線家の参加が不可欠だと強調している。この交信ではQSLカードも発行される。(ARRLニュース 10月8日 ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL)
※Junoへモールス信号を送るプロジェクトは10月9日 18:01(UTC)頃 から20:41(UTC)頃まで10mバンドで行われる。詳細はWebページ 「Say “Hi” to Juno! 」(http://www.jpl.nasa.gov/hijuno/)を参照のこと。
●関連リンク:
「Juno Spacecraft Flyby Ham Radio Activity is Wednesday, October 9」ARRL NEWS
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