正式には「スリングショット」と呼ばれる「パチンコ」は、ご存じのようにゴムバンドに弾を挟んで一緒につまんで引っ張って、手を離すと弾が飛んでいく仕組みの装置だ。それではここでクエスチョン。“釣り竿で使うリールを装着した、いかにも強力そうなゴムバンド付きパチンコを用意した、このアマチュア無線家はこれから何を始めるのか?” さあ、書きなさい!?
この装置を作ったのは、M0VST(イギリス)・Mark Williams氏。動画を見ると、いかにもと思える小枝をブームにして、パチンコにリールを取り付けている。小枝をいい感じに彫り込んで、リールを固定しているあたりの細工も完璧だ。
この装置は何に使うかというと、“ダイポールアンテナのワイヤー張り”が正解! 正確には、ワイヤーを張る前のガイドとなるワイヤーを釣り用のオモリに付けて、自宅の庭!?にある大木を越えるようにして、そのオモリをパチンコで飛ばす。飛んだワイヤーにアンテナコードの端を付けて引き戻す。巻き戻すとき、リールが活躍するというわけである。と説明したが、あくまでも製作者がイメージする活用方法といういうことで、実際はゆるゆるな感じが何とものどか。
百聞は一見に如かず。まあ、まずは動画を見てみよう。感想はいろいろあると思うけど、こんなところまでとことん楽しむのがアマチュア無線家なのだ。
●釣り竿で使うリールを装着したパチンコを用意してワイヤーを飛ばす
●実際にダイポールアンテナを張っている様子
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