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D-STARレピータ「JP1YIU」、総務省の“天頂衛星干渉試験”に協力

東京都中央区日本橋浜町に設置されているD-STARレピータ「JP1YIU」が、11月20日の午後に、総務省が実施する「天頂衛星干渉試験」に協力するため、管理団体が優先使用することとなった。

 D-STAR NEWSなどの告知によると、東京都中央区日本橋浜町に設置されているD-STARレピータ「JP1YIU」は、11月20日(火)12:00~17:00に、総務省が実施する「1200MHz帯の周波数を共用する測位衛星の補強・補間信号との干渉確認試験」に協力するため、1200DVモード、および1200DDモードを管理団体が優先使用することになった。

 

 JP1YIU管理団体の話によると、今回の実験は総務省が電波測定車を利用し、天頂衛星(みちびき)から発射される測位信号と、1200MHz帯のD-STARレピータ・JP1YIUの信号を位置を変えながら測定し、それぞれどの程度の信号強度が得られるのかを確認するというもの。実験中はJP1YIUの空中線電力を切り換えることがあるという。

 

 JARLが掲載している「準天頂衛星システム(QZSS)とアマチュア無線」というWebコーナーによると、2010年9月に打ち上げられた国産の準天頂衛星「みちびき」が発する測位信号の1つが、1200MHz帯アマチュアバンド内の1278.75MHz(帯域幅42MHz)を使用しており、これを受信する地上の測位システムが、1200MHz帯のアマチュア無線の電波により、影響を受けることが過去の実証実験で判明しているという。今回の干渉実験は、今後の同衛星と1200MHz帯のアマチュア無線の共存を考える上で重要なデータとなる。

●関連リンク:
・JP1YIUレピータの天頂衛星干渉試験について(D-STAR NEWS)
・準天頂衛星システム(QZSS)とアマチュア無線(JARL Web)

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