ソ連時代に「モスクワ放送」と呼ばれた、「ロシアの声」(Voice of Russia、VOR)は、2014年1月1日をもって短波放送を終了する。さらに、 ロシアのプーチン大統領によって今月始めに署名された命令により、「The Voice of Russia radio company」 は、12月9日付でいくつかの他の国営通信社と合併し、「Rossia Segodnya」(ロシアに拠点を置く国際的通信社)の一部となり、その会社としての存在を終えた。
1950年代から1980年代にかけて、「ロシアの声」は、「モスクワ放送」の名前で、短波リスナーにとって“いつでも聞こえるのが当たり前”の存在だった。そして、そのリスナーの多くはアマチュア無線に魅了された。現在「ロシアの声」は、中波と短波で1日151時間、160カ国に向けて38の言語で放送、FMや衛星、インターネットによって放送している。 短波放送は、2012年には1日につき50時間以上の放送だったが、今年の始めにすべての言語を合計して26時間にまで削減されていた。
国際放送を最初に行ったラジオ局であると自負するVOR(旧モスクワ放送)は、オンラインと、3台の中波送信機で放送を続ける。(ARRLニュース 12月9日 ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL)
<追加情報12月23日>BCLファンのメーリングリスト「短波ラジオクラブ」のツイートによると、「ロシアの声日本語放送は2014年3月29日まで短波放送の継続が正式決定。なお、中波720kHzは年内で停波」とのこと。
https://twitter.com/bcl_ml/status/415011681689804800
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