12月11日、信越総合通信局は、国立大学法人信州大学「ぎんれいプロジェクト」による可視光通信実験衛星「ShindaiSat(シンダイサット)」=愛称「ぎんれい」に搭載するアマチュア無線局、および地上に開設するアマチュア無線局の計3局に対し、それぞれ予備免許を付与した。
「ぎんれい」は、地上に開設する衛星管制局がアマチュア無線用周波数を用いて行う衛星管制をはじめ、同周波数を用いたデータ通信とLEDによる可視光データ通信との組み合わせによるハイブリッド通信実験など各種の実験が予定されてる。
今後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)により、来年3月までに種子島宇宙センターから「ぎんれい」は打ち上げられる計画で、予備免許中のアマチュア無線局については、衛星軌道投入後に総合試験の結果を踏まえて、信越総合通信局が免許する予定である。
なお、信州大学「ぎんれい」プロジェクトのWebサイトには、これまでの経緯や、「ぎんれい」の組立完了後に行われた各種環境試験などの様子が詳細に紹介されている。
12月12日付の信濃web版(信濃毎日新聞)「信州製超小型人工衛星と地上局、無線通信、計3局に予備免許」の記事によると、プロジェクトを中心に進めている国立大学法人信州大学の中島厚特任教授の話として、地上局は長野市若里の工学部キャンパス内と、衛星開発に携わる企業などで作る「信州衛星研究会」の、松本市内にある個人会員宅に設置したということだ。
●今回、「ぎんれい」運用のために予備免許された3局のアマチュア無線局
●関連リンク:
・信越総合通信局 可視光通信実験衛星「ぎんれい」に無線局予備免許を付与
・「可視光通信実験衛星「ShindaiSat(シンダイサット)(愛称 ぎんれい)」の概要(PDF形式)
・信州製超小型人工衛星と地上局、無線通信、計3局に予備免許(信濃毎日新聞・信毎Web)
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