アルインコ株式会社はHFをオールモードでカバーし、パソコン連携の「SDRモード」にも対応したデスクトップタイプのトランシーバー「DX-SR9J/M」を発表し、全国の販売店への出荷を開始した。
アルインコが発売を開始したのは、ハムフェア2013会場でも参考出品したHF機、100Wモデルの「DX-SR9J」と50Wモデルの「DX-SR9M」の2タイプ(いずれもオープン価格)。1.9~28MHz帯のアマチュアバンドの送信と、150kHz~29.99999MHzを全電波型式でフルカバーする受信機能を装備している。
最大の特徴は「SDRシステム」の搭載。簡単なケーブルでパソコンと接続し、フリーウェアのソフトを使ってSDRモードの運用が可能となり、本体にはないスペアナ機能や、任意幅に設定できるDSP処理のナローフィルタ、帯域録音などが可能となる。
同社では「SDR専用機のスペックには及びませんが、リーズナブルな価格で従来通りのアナログとSDR運用の醍醐味が両方味わえます」と宣伝している。
なお、この無線機は輸出を中心に開発された製品のため、技術基準適合証明(技適)は取得していないが、日本のアマチュア無線バンドに適合しているので、TSS株式会社の保証認定で運用可能となる。DX-SR9J/Mのおもな特徴とスペックは下記のとおり。
●関連リンク:短波帯オールバンド・オールモード+SDR トランシーバー DX-SR9(アルインコ)
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