ユネスコの世界遺産に登録されているスウェーデンの「グリムトン長波海岸局」、通称「ヴァールベリの無線局」から、毎年お馴染みとなっているクリスマス・イブの記念運用が予定されている。12月24日(火)日本時間の午後5時から長波17.2kHz、出力200kWで、コールサイン「SAQ」とクリスマスのメッセージが電信で送信される。受信リポートは電子メールなどで広く受け付けている。
「グリムトン長波海岸局」は、世界で唯一稼動可能な高周波発電機式(アレキサンダーソン式)の超長波 (VLF) 送信機を備え、自立型鉄塔6基で構成されたアンテナ群はとにかく巨大だ。世界中から多くの旅行者が訪れる、スェーデンでも有名な観光スポットの1つでもある。
毎年、この無線設備から世界に向けて実施しているクリスマス・イブの記念運用。今年は12月24日(火)、日本時間の午後4時30分に古い送信機に電気が送られ、送信周波数が安定した午後5時に17.2kHzの電信で、記念運用が行われる。
同局では受信リポートを広く受け付けている。ぜひ、超長波の信号をキャッチしてみよう。なお、同様の記念運用は、2014年6月29日の「アレキサンダーソン・デイ」にも予定されている。
●世界遺産に登録されている、通称「ヴァールベリの無線局」
●施設を見学するため、世界中から多くの旅行者が訪れる
●2010年に行われたクリスマス・イブの記念運用時の信号
●関連リンク:
・Transmission on Christmas Eve
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