hamlife.jp(ハムライフ・ドット・ジェーピー)

注目キーワード:

hamlife.jp > ニュース > メーカー情報 > <QSLカード印刷の老舗>株式会社アド・カラー、2014年2月20日で「廃業閉店」を発表


<QSLカード印刷の老舗>株式会社アド・カラー、2014年2月20日で「廃業閉店」を発表

アマチュア無線業界に寂しいニュースが続いている。QSLカード印刷やアマチュア無線用グッズ(ログブック、免許状ケースなど)の老舗メーカーとして知られる、株式会社アド・カラー(本社:大阪府東大阪市)が、2014年2月20日をもって「廃業閉店」することを発表した。

 

2014年2月20日での「廃業閉店」を告知した、JARL NEWS2014年冬号の同社広告

2014年2月20日での「廃業閉店」を告知した、JARL NEWS2014年冬号の同社広告

 

 株式会社アド・カラーは、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の機関誌「JARL NEWS」の2014年冬号に掲載した同社広告の中で、「突然ではございますが、2014年2月20日をもちまして廃業閉店することとなりました。1970年より43年間にわたり、多くのハムファンに支えていただき、皆様にご愛顧いただきましたこと、心より御礼申し上げます」との廃業あいさつを掲載した。

 アド・カラーは1970年創業。独特の「盛上(浮出)印刷」による、オーダーメードのQSLカード印刷を主力に、コールサインを書き加えれば使える「規格QSLカード」や、ログブック(無線業務日誌)、QSLカードアルバム、無線従事者免許証や無線局免許状を携帯する際のケース、マイクハンガーなど、アマチュア無線運用を便利にする各種グッズを全国の無線ショップで発売していた。
 また東京・晴海で開催されていた初期の「アマチュア無線フェスティバル」の会場では、大型の印刷機を持ち込み、QSLカード印刷のデモンストレーションや、ハムフェア会場リポートの「瓦版」を発行し来場者の好評を得たこともあった。
 さらに1970年代後半から1980年代にかけての「BCLブーム」では、放送局に出す受信報告書用のハガキやリポート便せん、BCLログ(受信記録簿)、ベリ・アルバムなどのグッズも発売し多くの入門者に親しまれる存在だった。

 なお広告によると、同社は廃業閉店に伴う「在庫処分セール」を実施中。詳細は資料を請求して欲しいと案内している。

 

アド・カラーのQSLカード印刷サンプルより

アド・カラーのQSLカード印刷サンプルより

 

1988年当時の同社広告(「CQ ham radio」1988年12月号より)

1988年当時の同社広告(「CQ ham radio」1988年12月号より)

 

「BCLブーム」に発売された、BCL用品の広告(「ラジオの製作」1977年5月号より)

「BCLブーム」に発売された、BCL用品の広告(「ラジオの製作」1977年5月号より)

 

 

●関連サイト:アド・カラー(12月28日現在、廃業閉店の情報は掲載されていない)

●いったん広告です:

レビュー評価高い Amazonベーシック アルカリ乾電池 単3形20個パック

充電式ニッケル水素電池 単3形8個セット (最小容量1900mAh、約1000回使用可能)