1月30日にアイコム株式会社から発表されたばかりの、144/430MHz帯D-STAR対応モービル機・ID-5100が「アイコムアマチュア無線フェスティバル in 東京」の会場で初めてお披露目された。hamlife.jpが初撮影した、ホットなリグの詳細を紹介しよう。
アイコムが1月30日に発表した144/430MHz帯のD-STAR対応モービル機、ID-5100。公表されたプレスリリースの内容はミニマムなもので、スペックの詳細も明かされていなかった。そこで「アイコムアマチュア無線フェスティバル in 東京」の会場で実動展示された同機種を撮影し、取材した内容とともに紹介しよう。
なお、会場で撮影したID-5100の詳細な「動画」も別記事で紹介しているのでぜひ参考にして欲しい。
★会場での取材で判明したこと
・GPSレシーバーは、操作部の上部に内蔵。国産の準天頂衛星「みちびき」からの測位信号も受信可能で、より精度の高い位置情報が短時間で得られる
・サイズは現時点で「非公表」だが、展示機を簡易計測したところ、操作部は182W×82H×25Dmm程度、本体は150W×40H×173Dmm程度だった(いずれも突起物を除く。本体背面ヒートシンクまで入れると+15mm)
・操作部にはマイク端子やスピーカーは装備していない。「ぜひBluetoothによる無線マイクを活用してほしい」という説明がなされていた
・受信周波数範囲は現時点で非公表だが、ディスプレイ上で周波数は「118~175MHz」「375~550MHz」の範囲を表示した(一部の周波数帯を除く)。実際にこの範囲が受信できるかは不明。AMモードはいわゆるVHF帯エアーバンドの範囲のみ
・D-PRSはGPSで取得した位置情報だけでなく、任意の位置情報やアイコン類、簡単なメッセージなども送信可能
・APRSには対応していない。「これはアイコムの“コミュニケーションの主体は音声による交信”というポリシーによるもの」という説明がなされていた
・オプションのBluetoothコントローラ+イヤホンのVS-3はPTT、マイク、イヤホン端子を装備したほか、機能の定義づけが可能なボタン類を左右に配置。充電は下部のミニUSB端子で行う。フル充電時の使用可能時間は約8時間。なお使用にはオプションのBluetoothユニット(UT-133)を本体内部に装着する必要がある
・BluetoothでスマートフォンとリンクできるAndroid用のアプリを無償提供予定。なお「iPhone(iOS)用のアプリは諸条件から、すぐの提供は難しい」とのこと
こちらもチェック!!
<動画公開>アイコムの新製品「ID-5100」の詳細を動画でチェック!!
https://www.hamlife.jp/2014/02/04/icom-id5100-movie1/
<動画公開>話題の新製品「ID-5100」をアイコムのスタッフが説明!!
https://www.hamlife.jp/2014/02/04/icom-id5100-movie2/
<動画公開>3分50秒でわかる!!「アイコムアマチュア無線フェスティバル in 東京」の展示と講演
https://www.hamlife.jp/2014/02/03/icom-tokyo-event-movie/
●関連リンク:
・デジタルもアナログも進化した次世代モービル機ID-5100/D(アイコムプレスリリース)
・アイコム株式会社
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