日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林良太氏が、2013年末(12月28日付)の「総務省無線局等情報検索」のデータを用いて、国内におけるアマチュア個人局のコールサインの数でみたプリフィックスごとの“雑魚度”(免許局数の多さ)を調査。その結果、もっとも雑魚のプリフィックスは「JH1」で、2位以下は「JG1」「JR2」「Jl8」「JF1」「JA1」……と続いた。
JJ1WTL・本林氏は2月1日付けのブログで、総務省が提供する「無線局等情報検索」の2013年末(12月28日付)データを用いて、プリフィックス別で免許されている局数を調査した「第3回 全日本雑魚プリフィクスコンテスト」を発表した。なお、1つのコールサインの下に複数の局を持っている場合でも、「1」と数えて集計しいる。
これによると、個人局コールサインのプリフィックス順位で最も有効な免許数が多いのは「JH1」。ちょっと意外な印象もあるが、ちょうど再々割り当てが進行中だったせいだろうか。さらに順番に「JG1」「JR2」「JL8」「JF1」「JA1」と続き、もっとも少ないプリフィックスは「7J9」の1局だった。
同氏の調査はこれで3年目。前回の調査(2012年末のデータで集計)で、ただ1局だけ残っていた「7J5」は、7J5AAFが更新しなかったことで失効、今回は消滅となった。7Jプリフィックスは1985年に外国籍の個人局に割り当てられるようになり、1993年からは外国籍の代表者による社団局にも発給されたが、1999年に新たな発給が停止した経緯がある(失効した場合も、本人が希望すれば再取得は可能)。この結果、希少順で言えばやはり7Jプリフィックスの個人局の現存数が少なく、「7J9」は1局、「7J7」「7J0」は2局、「7J8」は3局…といった状況である。
さて、自分のプリフィックスの雑魚度、希少価値はいかがなものか? 詳しくは本林氏のブログでチェックしてほしい。
●関連リンク:
・第3回 全日本雑魚プリフィクスコンテスト(CIC:1~30位を掲載)
・全日本雑魚プリフィクスコンテスト 2013年末(完全版)(callsign.jp Untold Facts)
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