株式会社JVCケンウッドは、4値FSKデジタル変調方式に対応した150MHz帯と400MHz帯のデジタル対応ハンディ型一般業務用無線機「TCP-D143SR」「TCP-D243SR」と、デジタル対応ハンディ型簡易無線機「TCP-D143CR」「TCP-D243CR」を3月下旬より、360MHz帯のデジタル対応ハンディ型一般業務用無線機「TCP-D343SR」を8月上旬にそれぞれ発売すると発表した。
JVCケンウッドは従来より「ケンウッド」ブランドで業務無線機の発売を行っている。特に最近では、放送事業用のVHF帯新無線規格(ARIB STD-B54)に準拠した、4値FSKデジタル連絡無線システムをいち早く発売し注目されている。
今回発売された「TCP-D143/TCP-D243/TCP-D343」シリーズは、簡易無線から一般業務用無線400MHz帯、360MHz帯、150MHのハンディ型全5機種で構成されている。いずれも4値FSKデジタル方式を採用し、アナログ機と比較して距離が離れてもノイズが少なく明瞭な音声で通話が可能。さらにデジタルとアナログのデュアルモードに対応し、予算に応じたデジタルへの段階的な移行にも柔軟に対応できるという。
品名 | 型番 | 希望小売価格 | 発売時期 |
---|---|---|---|
VHFデジタル携帯型一般業務用無線電話装置(150MHz帯) | TCP-D143SR | オープン価格 | 3月上旬 |
VHFデジタル携帯型簡易無線電話装置 | TCP-D143CR | ||
UHFデジタル携帯型一般業務用無線電話装置(400MHz帯) | TCP-D243SR | ||
UHFデジタル携帯型簡易無線電話装置 | TCP-D243CR | ||
UHFデジタル携帯型一般業務用無線電話装置(360MHz帯) | TCP-D343SR | 8月上旬 |
●「TCP-D143/TCP-D243/TCP-D343」シリーズの主な特長(プレスリリースより)
1.デジタル方式ならではの高い通話品質を実現
・残留ノイズのないデジタル通話が可能
・遠くにいる相手の声も明瞭で聞き取りやすいデジタル通話
2.DSP内部処理の最適化により音声は高音質に、遅延を大幅に抑制
3.当社独自のマイク取り付け構造により、雑音を抑制
4.使用環境に合わせた音質調整機能を搭載
5.第三者に通話を聞き取られない秘話機能(デジタルモード時のみ)
6.ノイズキャンセル機能付スピーカーマイクロホン(オプション)に対応
7.使いやすさと業務用としての高い堅牢性を実現
・防塵・防水性能「IP54/55/67」の実現に加えて、米軍用規格「MIL-STD810C/D/E/F」の12項目にも適合
・暗いところでも見やすいバックライト付液晶画面
・操作キーを採用 ・本体2年保証を実現
8.現場の安全管理と業務効率をサポートする各種機能(オプション対応)
・利用者の動きを見守るモーションセンサーを搭載 ・利用者の安否を音で確認するローンワーカー機能を搭載
・GPSマイクロホンによる位置管理が可能
・選択呼出しが可能なセレコール機能を搭載
製品の詳細は下記関連リンクより。
●関連リンク:
・一般業務用無線/簡易無線 デジタル携帯型無線機「TCP-D143/TCP-D243/TCP-D343」シリーズを新発売(JVCケンウッド ニュースリリース)
・業務用無線機>TCP-D143/D243/D343(JVCケンウッド)
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