hamlife.jpでは、不定期で「アマチュア無線家が訪れて楽しめる見学ポイント」を紹介しているが、今回は“日本のテレビジョン発祥の地”である静岡県浜松市にある施設、「静岡大学 高柳記念未来技術創造館」を取り上げよう。ここにはテレビジョンの歩みがわかる貴重なテレビ受像機コレクションをはじめ、興味深い展示が数々ある。
デジタルに移行する前のテレビジョンの原型となったのは、1926(大正15年)に当時の浜松高等工業学校に勤務していた高柳健次郎博士が開発した「電子式テレビジョン」だ。ブラウン管にカタカナの「イ」が映し出された写真を見たことがある人もいるだろう。
戦後もテレビジョンの研究開発に尽力した高柳博士を讃え、2007年に開設されたのが、浜松市の静岡大学浜松キャンパス内にある「高柳記念未来技術創造館」だ。
2階建ての同館は入場無料。内部には長野県のコレクターから寄贈されたという、初期から現代までのテレビ受像機のコレクションがズラリと並ぶほか、高柳博士が開発したニポー円盤レーザーテレビのしくみを学び「イ」の字を表示させたり、初期のテレビジョンの開発品などを見たりと非常に楽しめる。ではその一部を写真で見てみよう。
★静岡大学 高柳記念未来技術創造館
所在地:静岡県浜松市城北3-5-1 静岡大学浜松キャンパス内
交通:JR浜松駅北口バスターミナル15・16番から遠鉄バスで約15分、「静岡大学前」下車
電話:053-478-1402
開館時間:10~16時(火・水・木は展示説明ボランティアが案内)
休館日:毎週月曜日、年末年始、大学指定休日
入館料:無料
●関連リンク:静岡大学 高柳記念未来技術創造館
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