米航空宇宙局(NASA)は、太陽表面で起きたフレアを捉えた映像を2月21日に公開した。“フレア”と呼ばれる太陽表面の爆発により、そのエネルギーが地球に到達して主に短波帯で電波障害が起きる「デリンジャー現象」は、アマチュア無線家にとって身近な存在だろう。ここ数日、デリンジャー現象が発生している。その発生源が太陽フレアなのだ。
今回、米航空宇宙局(NASA)が公開した映像は、2013年夏に打ち上げた太陽観測衛星「IRIS」が、2014年1月28日に捉えたものだ。同衛星が観測したフレアとしては、最大のものだという。
IRISのカメラは、同時に太陽全体を見ることができないため、チームは常に磁気が活発なエリアを狙い撃ちしてフレアの撮影に成功した。高解像度で撮影された映像を見ると、活発にフレアが発生している様子がわかる。このエネルギーが数日かけて地球上に到達し、短波帯通信に影響を及ぼすデリンジャー現象を発生させる。
●米航空宇宙局(NASA)が公開した「太陽フレア」映像
●関連リンク:NASA’s IRIS Spots Its Largest Solar Flare(アメリカ航空宇宙局:NASA)
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