ニューヨークのアマチュア無線実験局から発射された超長波(VLF)の信号は、大西洋を横断して聞こえた。 Bob Raide氏(W2ZM)は、実験用ライセンスにより29.499kHzを使用してWH2XBA/1で送信した。彼の非常に遅い速度(QRSS)のモールス信号は、3月3日00:00 UTCの直前に、英国でまず最初にSWLのPaul Nicholson氏によって確認され、その後Mike Dennison氏(G3XDV)、そしてドイツのMarkus Vester氏(DK6NM)が続いて確認した。Nicholson氏はまた、ノースカロライナ州からWH2XBA/4として運用したDex McIntyre氏の29.501kHzの送信も受信した。
「ここ数週間、米国から欧州に向けて74kHz付近において、数百ワット出力で巨大なアンテナを用いたいくつかの実験が行われている」とRoger Lapthorn氏(G3XBM)のブログに書かれている。彼は「74kHzの信号はよく聞こえていたが、29.499kHzの信号が聞こえたのはサプライズだった」という。「私が知る限り、これらの29.499kHzでのVLF信号は最初に大西洋を渡ったVLF信号だ。マッチングした受信機と良いソフトウェアがある設備の整った局での素晴らしい結果だ」 (ARRLニュース 3月6日 ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL )
●関連リンク:
・「Hams’ Experimental VLF Signals Heard in the UK, Europe」ARRL NEWS
・Roger G3XBM’s Amateur Radio Blog
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