hamlife.jpでは2013年11月5日記事で、「<パソコンでローテーターを制御可能!!>マルチタイプローテーターコントローラー『MRC-1』発売開始」と題し、パソコン上からローテーターをコントロールできるマルチタイプローテーターコントローラー(完成品)の発売開始をお伝えしたが、それと同機能で、箱を除く「材料キット」が手ごろな価格で頒布されているので紹介しよう。液晶表示の色も2種類から選べたり、好きなケースに組み込込めるなど、自作派には気になる存在のキットだ。すでに約90台が稼働し、使用上のプログラムバグもなく快適に動作しているという。
エモテーター、八重洲無線(ケンプロ)、クリエートデザイン社製のローテーターコントロールに対応するマルチコントローラーキット「RTC-59」を頒布するのは、「情報通信技術コンサルタントICT-Kuwa」のオーナーであるJA4BUA・桒原氏。
今回、記事で紹介するにあたり、「60歳定年リタイアから7年目の爺が趣味の延長で頒布をしています。1万円以内のキットで提供し、作る楽しみと完成後は便利に使っていただくのが私の頒布ポリシーです。ビジネスでやる気はまったくありません。開発費用の割り勘+材料費+私の晩酌のドネーション=頒布費用です(^^)。回路設計、基板設計、ハードウェア作成、プログラミングのすべてが私の手作りです。特にRTC-59は、何人かの方が、評価とDEBUGに協力してくれたので良い物に仕上がりました」とメッセージを寄せてくれた。
また、インターネット経由でリモートシャックを作るべく、2年前から必要な物の開発を始めたそうだ。
頒布キットは大好評。来週あたりから3rdロットを頒布再開する予定だということで、これまでにキット約90台を頒布しているが、プログラム上のバグはなく、安定して動作している。利用者からは「快適になった」と喜んでいただいていると話してくれた。
PCソフトの地図上の方向をマウスでクリックしたり、ローテーターコントロールに対応しているログソフト上でキー操作をすることで、ローテーターが自動的に目的局の方向へ回転し、自動的に停止するという便利な装置だ。「狙っていた局が出てきたので、一刻も早く交信したい」という場合、無線機とローテーター両方の操作に手間取ってイライラした経験があるDXerも多いだろう。
価格も手ごろなので、製品の詳細、購入(直販)方法などは、下記関連リンク参照してほしい。
●マルチコントローラーキット「RTC-59」の頒布するパーツ類と価格
(1)RTC-59基本キット:8,000円(ケース以外の全材料のキット) 3月12日時点
※使用する材料はUSドル決済で購入している物がほとんどのため、頒布費用はロットごとに為替相場により異なる場合がある。
※クリエート・デザインのP付きローテーターの場合は、部品追加のため+500円。
1.CPU基板 2.液晶表示基板 3.接続ケーブル類 4.センターOFFトグルスイッチ、LED2個 5.DINプラグ(DIN5またはMiniDIN6) 6.USBケーブル(A-B)
皆さんの好みのケースで組み上げてください。
液晶表示の色:黄緑色に黒文字と青に白文字でどちらもバックライト付。
(2)オプション1:3,000円
制御基板:外部制御端子(4回路)に接続して、外部の小電力機器ON/OFFや信号等の制御を想定。電力機器のON/OFFには、リレー用の電源(DC12V)が別途必要。※現在、対応しているソフトは「BGARTC」のみ。
(3)オプション2:1,000円
八重洲無線(ケンプロ)G-800/1000SDX接続用ケーブル付コネクタ
●完成品「MRC-1」はM-Phoenixから販売中! ←クリック!
●関連リンク:
・PCでローテーターをコントロール(情報通信技術コンサルタントICT-Kuwa)
・ローテーター・コントローラーの頒布開始(情報通信技術コンサルタントICT-Kuwa)
・ローテーター・コントローラーの完成品タイプ「MRC-1」(M-Phoenix)
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