信越総合通信局は3月18日、国立大学法人 信州大学「ぎんれいプロジェクト」による可視光通信実験衛星「ShindaiSat(シンダイサット=愛称『ぎんれい』)」に搭載するアマチュア無線局と、地上に開設する遠隔制御用アマチュア無線局の計3局に対して無線局免許状(本免許)を交付したと発表した。
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2月28日午前3時37分、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット23号機で降水観測衛星(GPM)が打ち上げられ、予定通り当初の軌道に乗った。ロケットには全国の大学が製作した超小型衛星7基が相乗りしている(2月28日記事)。
その中の1つ、国立大学法人 信州大学「ぎんれいプロジェクト」による可視光通信実験衛星、通称「ぎんれい」に搭載されているアマチュア無線局と、地上に開設する遠隔制御用アマチュア無線局2局の計3局に対して、信越総合通信局は総合試験を3月17日に行い、正常に動作していることを確認。翌3月18日に免許状を交付した。それに先立ち、打ち上げ前の2013年12月11日に予備免許が交付されていた(2013年12月13日記事)。
4月からはアマチュア無線を用いたデータ通信と、LEDによる可視光データ通信との組合せによるハイブリッド通信実験など各種の実験は行われる予定だという。「一般のアマチュア無線局でも『ぎんれい』からのテレメトリ信号を受信することにより実験を体験することができます」と、信越総通では説明している。
●3月18日、信越総合通信局が「ぎんれい」運用のために免許したアマチュア無線局
●関連リンク:
・信越総合通信局 可視光通信実験衛星「ぎんれい」搭載等の無線局に免許-管制用・実験用アマチュア無線局を開設-
・国立大学法人信州大学 ShindaiSat(シンダイサット=愛称「ぎんれい」)
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