マレーシアのアマチュア無線非常事態組織(MARES/9M4CME)は、インド、インドネシア、スリランカ、モーリシャス、セーシェル、タイおよび周辺国のハムに対し、行方不明になっているマレーシア航空370便(ボーイング777-200ER、登録番号9M-MRO、MH370)の捜索に参加するよう呼びかけている。航空機は239人の乗客をのせたまま、3月8日以来行方不明。航空機の無線通信と位置情報システムをオフにする方法を知っている何者かによって、飛行機が故意に進路変更したと調査担当者はみている。
同機の最初の捜索・救出活動は南シナ海で行われた。しかし、この週末に捜索範囲はマラッカ海峡、アンダマン海、ベンガル湾、インド洋付近とかなり拡大した。 「MARESはすべてのハム局に(特に捜索区域内にあるハム局)に、毎日の報告セッションに参加するように呼びかけている」と同組織は3月16日に発表した。 「政府当局が行方不明のMH370便を発見するのを助けるため、どんな目撃例、情報や証拠でもアマチュア局に提供する」。
アマチュア無線によるネットワークは14.250MHzと 21.250MHzで13~15時UTCに、全アマチュア局(特に前述の国々の局)に向けて行われている。また上記のネットワーク以外では、どんな緊急情報もEメールを介してほしいとMARESは要求している。それはすべての情報と証拠をマレーシア民間航空局とマレーシア国家安全保障会議に転送するためだ、とMARESは述べた。 (ARRLニュース 3月17日 ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL )
●関連リンク:
・「Malaysian ARES Calls on Hams to Help in Missing Aircraft Search」ARRL NEWS
・Malaysian Amateur Radio Emergency Service Society (MARES)
●いったん広告です: