3月20日、毎日新聞や読売新聞、OBS大分放送のWebニュースは、海上保安庁第七管区海上保安本部(大分県大分市)は、大分海上保安部津久見分室に所属する巡視艇「とよかぜ」が、無線局免許の有効期間が切れたまま哨戒活動に従事していたと発表したと報道した。免許の期限は3月10日までだったが、失効後5日間にわたり航行を行っていたという。
各報道によると、海上保安庁第七管区海上保安本部は、大分海上保安部津久見分室所属の巡視艇「とよかぜ」が、同艇の無線局免許の有効期限(5年間)が切れたまま航行していたと発表した。
3月19日に乗組員が艇内に掲示された無線局免許状を見て、有効期限の3月10日を過ぎていることに気づいた。すでに失効後5日間運用を続けていたという。同保安部は新しい免許状が交付されるまで「とよかぜ」の航行を停止する。また、九州総合通信局も電波法違反にあたらないか調査に乗り出した。
なお第7管区海上保安本部のWebサイトによると、同保安部津久見分室所属の巡視艇は、この「とよかぜ」1隻のみ。同艇の航行停止に伴い、周辺地域の海上保安活動にも支障が生じることが懸念される事態となっている。
●関連リンク:
・大分海上保安部:巡視艇とよかぜ、無線局免許の期間切れ(毎日新聞)
・取り締まる側が…巡視艇、無線局免許切れで運用
・巡視艇とよかぜが無線免許期限過ぎて運用(OBS大分放送ニュース)
・大分海上保安部(ウィキペディア)
・所属船艇・航空機一覧(第7管区海上保安本部)
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