アイコム株式会社は3月26日、同時通話、交互通話、中継通話という3つの通話方式に対応した、車載型の特定小電力無線機「IC-MS5010」を3月末から新発売することを発表した。空きチャンネルを自動検索して通話するMCA機能や秘話機能も搭載。IP54の防塵・防まつ設計で、粉塵の舞う環境や水しぶきがかかりやすいような場所でも使いやすい筐体を実現している。価格はオープン。
IC-MS5010は、3月25日に発表された351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)の新製品、「IC-DPR100」とよく似たボディを使用した、珍しい車載タイプの特定小電力無線機だ。業務用を意識して、グループ内で通話内容を共有できる擬似3者通話機能や、空きチャンネルを自動的に検索して通話するMCA機能などを装備。円滑な情報共有をサポート。また、交互/中継通話では、全体・グループ・個別とさまざまな呼び出し方式に対応している。
同社のプレスリリースによると、おもな特徴は下記のとおり。
●IC-MS5010の特徴
・同時通話に加え、交互通話・中継通話に対応
・交互/中継通話による指令局的な運用のほか、中継装置としても動作可能
・埃や水しぶきを気にせず使えるIP54の防塵・防まつ性能
・同時通話の内容をグループで共有できる疑似3者通話機能
・同時通話の相手を特定せず通話相手の切り替えが可能な1対N機能
・空きチャンネルを自動的に検索して通話を行うMCA機能
・希望小売価格:オープン
・発売予定:2014年3月末
なお、現時点では使用周波数帯やサイズ、重量など、詳細なスペックは公表されていない。詳しくは下記関連リンク参照。
●関連リンク:車載型特定小電力無線機 IC-MS5010を新発売(アイコム プレスリリース)
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