東北総合通信局は「平成25年度(2013年4月~2014年3月)における各種相談・申告の受付状況」を発表した。これは同総通へ寄せられた情報通信関係の相談・申告状況を取りまとめたもので、電気通信事業者、サービス、料金に関するものから、無線局に対する混信などに関する申告まで多岐に渡る。
青森県、山形県、岩手県、秋田県、宮城県、福島県の6県を管轄する総務省東北総合通信局では、4月23日に「平成25年度における各種相談・申告の受付状況」を発表した。報告によると、相談・申告の受付件数は全体で942件、前年度と比較して480件減少(約34%減)だった。hamlife.jpでは2013年10月25日記事で「平成25年度上半期(4月~9月)」の状況を紹介しているが、そのときの受付件数は545件だったので、下期(10月~3月に限れば397件となる。
平成25年度と平成24年度で比べると、ほぼずべての項目で減少がみられるものの、「磁環境関係」、生体電磁環境および不要電波による各種機器への機能障害に関する相談と、その他が僅かに増加した。一方、詳細に記載されている「無線局関係(申告)」では、不法無線局に対して増加傾向がみられた。
全国の総合通信局では不法局などへの取り締まりを強化している。アマチュア無線家にとって、不法局の電波やルールを守らない運用など目に余る行為を発見したときには当局への相談・申告を積極的に行い、情報通信を安心、安全に利用できる環境確保に協力していこう。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●各総合通信局の問い合わせ先リンク集
●関連リンク:
・東北総合通信局 平成25年度における各種相談・申告受付状況
・東北総合通信局 平成25年度における各種相談・申告受付状況の詳細(PDF形式)
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