一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)が主催する国内コンテスト「第56回ALL JAコンテスト」が4月26日21時から3.5/7/14/21/28/50MHz帯の各アマチュアバンドで開催されている。太陽黒点数(SSN)が突然「70台前半」にまで低下する中、各バンドの状況はどうだろうか。コンテストはきょう27日21時まで。
本格的なコンテストシーズンの幕開けを告げる、春の「ALL JAコンテスト」が今年も開催されている。競技時間が丸24時間で参加しやすく、高校や大学のクラブ局は4月に入部したばかりの新人を“鍛える”のに絶好の日程であることから、昔から日本を代表するコンテストとして愛されてきた(競馬になぞらえ「春のGⅠコンテスト」と称するファンもいる)。
4月26日の開始直後は7MHz帯が賑わい、コンテスト周波数の7.010~7.030MHz(電信)、7.060~7.140MHz(電話)は、まったく空きスペースが見られないほど。その後は時間経過とともに3.5MHz帯などで大混雑が見られた。
しかしコンディションはいまひとつ。14MHz帯は時間帯によって多少の国内伝搬が見られたが、21MHz帯以上はオープンしないまま27日の朝を迎えている。このあと日中にどれだけ国内がオープンするかが気になるところだ。
50MHz帯はコンテスト開始前の26日夕方16時頃から2時間ほど南方向のスキャッターで国内各エリアが良好に聞こえていたが、コンテスト開始後はグランドウェーブのみとなっている。今日も午後に同様の伝搬が起きればマルチの増加も期待できる。
なお、これからコンテストに参戦する方のために、リンクを下記関連リンクに掲示しておく。
●関連リンク:
・第56回ALL JAコンテスト規約(JARL Web)
・昨年(2013年)のALL JAコンテスト入賞者成績一覧(JARL Web)
・JARLコンテストページ
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