4月24日付の紀伊民報のニュースサイト「AGARA」は、和歌山県すさみ町周参見の原区(25世帯、約60人)の住民たちが、地域内をカバーする独自の防災無線として特定小電力無線機を導入。さらにサービスエリア拡大のための中継局を“手作り”で設置したことを報じている。
記事によると、川沿いに約1kmにわたって民家が立ち並ぶ原区では、昨年度の会合で区内をカバーする防災無線の開設を決めたという。使用するのは出力10mW以下の特定小電力無線機だが、レピータ(中継)システムの導入により通信距離を伸ばすことができた。
レピータは住民の手作り。バッテリーと太陽光発電を組み合わせ、標高35mの地点に立てた5mのパイプ上に設置することでサービスエリアを確保したようだ。今後、全世帯分の子機をそろえる方針ということで、和田修区長は「みんなで無線機を日常的に使い、慣れておくように努めたい」と話している。
記事詳細と設置した中継局の写真は、下記関連リンクの紀伊民報ニュースサイト「AGARA」で確認できる。
【訂正】本記事初出時、ニュース掲載の新聞名が誤っておりました。訂正しお詫びいたします。
●関連リンク:地区内カバー、独自の防災無線 すさみ町周参見の原区(紀伊民報)
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