株式会社JVCケンウッドは4月30日、平成26年3月期(平成25年4月1日~平成26年3月31日)の決算短信を同社Web上で公開した。連結売上高は前期を3.2%上回ったが、営業利益、経常利益は下回り、赤字となった。
公表された「平成26年3月期決算短信」によると、連結売上高は3163億43百万円(前年同期比約97億円増)、営業利益は44億21百万円(前年同期比約52億円減)。また経常利益は70百万円の損失(前年同期比約32億円減)となり、当期純利益は65億71百万円の損失(前年同期比約77億円減)となった。
今年1月に発表された第3四半期決算短信では、最終損益を70億円の赤字と予想していたが、それよりも多少好転した。
なおアマチュア無線や業務用無線などが属する「プロフェッショナル&ヘルスケア事業」は、国内では放送事業者向け無線システムの新規受注増加など、国内を中心に販売が回復したことから増収となったが、プロフェッショナルシステムセグメント全体の営業利益は前年度比12.1%の減益となった。
なお同社は、5月14日付けで代表取締役 兼 執行役員COOに辻 孝夫氏(現・社外取締役)が就任。従来の事業部制を廃止して世界4地域に「地域CEO体制」を発足、事業経験豊かな役員によって現行事業の活性化を推進することを併せて発表した。
●関連リンク:
・ 2014年(平成26年)3月期決算短信 PDF(JVCケンウッド)
・代表取締役の異動に関するお知らせ PDF(JVCケンウッド)
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