旧ソ連時代に「モスクワ放送」と呼ばれた、「ロシアの声」(Voice of Russia、VOR)が、2014年5月1日から日本語放送を休止した。同局の日本語ページでは「しばらく時がたてばロシアの声の放送は再開します。ですからさよならは申し上げません。またお目にかかれるときまで!」とメッセージを送っている。
【おことわり】本記事は2014年5月6日に初出掲載したものです。その後のフォローアップは行っておりません。
2013年末から、何度となく「放送休止」が報じられては取り消されていた、ロシアの国際放送「ロシアの声(Voice of Russia、VOR)」の日本語放送が、会社再編を理由に2014年5月1日からの一時休止を発表し、実施された。
同局の日本語ページには、次のようなメッセージが掲載されている。
会社再編に伴い日本語放送を一時休止
尊敬する日本の皆様へ!
皆様には大変申し訳ありませんが、「ロシアの声」は会社再編に伴い2014年5月1日から日本語放送を一時的に停止します。これによって放送がこの先続けられないことではありません。
皆様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。これに関して皆様のご理解を頂きたいと思います。会社再編に伴い、経営、人事、技術の全てが一新されます。技術的問題が解決され次第、すぐさまサイト上で放送再開のお知らせをいたします。
私どもは、皆様との目に見えなくとも強い絆が途切れることのないよう、お手紙やメールがいただけますよう、頑張っていきます。
ニュースや、「文化の世界」「科学と技術」「お便りスパシーバ」などの番組はサイトで読むことも、またそのうちのいくつかは日本語のサイトでもごらんいただけます。
しばらく時がたてばロシアの声の放送は再開します。ですからさよならは申し上げません。またお目にかかれるときまで!
これまでは「休止」と伝えられても直前で取り消されることがあったが、今回の場合、2014年5月1日以降「ロシアの声」の日本語放送は受信できていない。「モスクワ放送」以来、長く続いていたロシア(ソ連)からの日本語の短波・中波放送がなくなったことに寂しさを感じるファンは多い。“技術的問題が解決され次第”という放送再開を待ち望みたいものだ。
なお「モスクワ放送」「ロシアの声」をはじめとする、世界の放送局の膨大なインターバルシグナルを収めた海外サイトがあり、日本のBCLファンにも懐かしい局のISが満載されている。こちらを巡ってみるのはいかがだろうか?
INTERVAL SIGNALS ONLINE
http://www.intervalsignals.net/
・ロシアの海外放送のインターバルシグナル
http://www.intervalsignals.net/countries/russia-moscow.htm
・旧ソ連時代に録音されたインターバルシグナル(モスクワ放送など)
http://www.intervalsignals.net/countries/russia-vintage_state.htm
●関連リンク:
・会社再編に伴い日本語放送を一時休止(ロシアの声日本語ページ)
・ロシアの声日本語ページ
・ロシアの声日本語放送 番組アーカイブス(オンエア後、数日でアップロード)
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