QSLカード印刷のキュービック(群馬県)は5月11日、GPS機能を利用しマップ上に現在地とそのJCC/JCGナンバーを表示するiPhone、iPad用iOS 7対応のアプリ「QTH Locator QBIC」を大幅刷新、“バージョン2”としてAPPストアで無償提供を開始した。新たにグリッドロケーターと2地点間の直線距離の表示に対応したほか、安定性を高め、新市にも対応した。
キュービックの「QTH Locator QBIC」は2014年1月に登場した、iPhone、iPad用iOS 7対応のアマチュア無線アプリだ。GPS機能を利用し、マップ上に現在地とそのJCC/JCGナンバーを表示するほか、検索機能などで「ユーザーが指定する任意の場所」のJCC/JCGナンバーや住所が取得できる便利なものだったが、ユーザーからは「滝沢市や大網白里市などの“新市”に対応して欲しい」「グリッドロケーターも表示して欲しい」といった要望が多く寄せられていた。
そこで今回、同社はアプリの全面バージョンアップを実施し、地図上をターゲットスコープで指定することにより、JCC、JCGナンバーと住所を表示する機能に加え、グリッドロケーターの表示と、あらかじめ登録したホームから指定場所までの2点間測距機能を追加し、一層活用できるようになった。
アプリの詳細は下記のとおりだ。
★QTH Locator QBIC バージョン2の概要
・対応OS:iOS7最適化
・内容:
現在地点のJCC/JCGナンバー、住所の表示
緯度経度からグリッドロケーターの算出
2地点間直線距離の表示
(含:日本語による住所表示と緯度経度表示)
アプリの安定度向上
2014年度の新合併都市に対応
・料金:無料
・関連サイト: http://www.qbic1.com(キュービックワンドットコム)
・APPストア当該ページ: https://itunes.apple.com/jp/app/qthlocatorqbic/id747487889?mt=8
5月11日、バージョンアップ公開直後のアプリを実際に使用してみたが、現在位置の住所とJCC/JCGナンバー(東京23区は区ナンバー)と共に、6桁のグリッドロケーターも一発で表示するようになった。
また市区町村名からの検索結果や、地図画面を任意に移動させて指定した場所のJCC/JCGナンバー、グリッドロケーターなども表示。また任意の2地点間の距離も測定でき、固定運用、移動運用の両方に役立つアプリに仕上がっている。
なお「政令指定都市」の区ナンバー(例:横浜市金沢区/100108)やハムログ準拠の町村記号(例:群馬県北群馬郡吉岡町/16005D)には非対応で、この点は今後のバージョンアップに期待したいところだ。
●関連リンク:
・iOS 7用アプリ「QTHLocatorQBIC」(App Store)
・「QTHLocatorQBIC」各部の説明など(キュービック)
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