総務省関東総合通信局は、5月17日(土)に栃木県宇都宮市で開催される「第63回利根川水系連合水防演習」会場において、最新の災害対策用無線システムなどの展示・デモンストレーションを行うと発表した。
今年で63回目となる「利根川水系連合水防演習」は、関東1都6県(栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、および開催場所となる市町村が主催者となって、地域を守る水防団の士気の高揚、水防技術の向上、後継者の育成を行い水防技術の継承、避難訓練により地域住民の防災意識を高めることにより水防体制に万全を期すことを目的として開催されている。
今年の会場は栃木県宇都宮市道場宿地先(鬼怒川左岸78キロメートル付近)。関東総通では、関東地方非常通信協議会、独立行政法人情報通信研究機構耐災害ICT研究センターなどと連携して、以下の展示・デモンストレーションを5月17日(土)9時30分から13時30分まで行う。なお、見学は誰でも自由にできる。
●展示・デモンストレーションなどの概要【実施団体名】
1.災害対策用移動通信機器(衛星携帯電話、移動用無線機など)の展示(関東総合通信局)
2.「災害時に活用できる情報伝達手段」のパネル展示(関東総合通信局)
3.「公共情報コモンズ」の展示・デモ(関東総合通信局)
4.ワイヤレスメッシュ(地上の無線網)の展示(独立行政法人情報通信研究機構)
5.臨時災害放送局用FM装置の展示(株式会社日立国際八木ソリューションズ)
6.被災状況等を把握するためのカメラを搭載したラジコンヘリの展示(無人ヘリテレ推進協議会)
7.遭難・災害現場で活用できる通信機器「HITOCOCO」の展示(オーセンティックジャパン株式会社)
8.17ギガヘルツ帯地上設置型合成開口レーダーの展示(地滑り箇所等の変位量の観測が可能)(株式会社BIT、キーコム株式会社)
●関連リンク:総務省関東総合通信局 災害対策用無線システム等の展示・デモンストレーション
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