一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は5月21日、Webサイトの会員専用ページにおいて、さる5月17日に開催された「第16回理事会」の概要を公開した。この中でJARLの業務委託先だった「TSS株式会社」が、平成25年11月から平成26年11月の委託計算料等として、総額5421万6978円の支払いを求め、2月25日にJARLを提訴したことが報告されている。両者の争いはついに法廷の場に持ち込まれた。
5月21日に公開された「第16回理事会報告」の報告事項のひとつとして記載されている当該部分は次のとおりだ。
11.委託計算料等請求について
平成26年2月25日付で(株)TSSから、平成25年11月から平成26年11月までの間の委託計算料等総額5421万6978円を請求する旨の「委託計算料等請求」の訴訟が提訴された。これに対してJARLはいずれの請求も棄却する判決を求めることとし、東京地方裁判所民事第17部にて、第1回口頭弁論(平成26年4月14日(月))及び第2回口頭弁論(同年5月16日(金))が行われた。
昨年10月末、JARLの「会員情報管理システム」や「JARL Webサーバー」などに発生したシステム障害の原因とも言われている、JARLとTSS株式会社の委託契約解除問題が法廷で争われていることが明らかになった。今後の動向に注目していきたい。
※一連の「JARLシステム障害問題」関連記事は ココをクリック!!
●関連リンク:
・第16回理事会報告(JARL Web 会員専用ページ=要パスワード登録)
・JARL Web
●いったん広告です: