岐阜県岐阜市のアマチュア無線ショップ「CQオーム」のブログによると、八重洲無線株式会社はHF~430MHz帯オールモード機「FT-897Dシリーズ」の生産を2014年6月で終了する。同機種は2002年夏に発売を開始した異例のロングセラーモデルだった。
同ブログでは、八重洲無線のHF~430MHz帯オールモード機の「FT-897Dシリーズ(FT-897D/DM/DS)」が、2014年6月で生産を終了することを告知している。後継機種の予定は当面なく、今後入手するには流通している市場在庫のみとなる。
八重洲無線のFT-897Dシリーズは2002(平成14)年夏に登場した製品で、同年のグッドデザイン賞にも選出された。固定機やモービル機として使用できるほか、内蔵タイプのニッケル水素バッテリーパック(オプション)を装着することで長時間の移動運用も行えることから人気が高く、異例の12年近いロングセラーモデルとなっていた。
CQオームでは「長年人気だったFT-897Dシリーズがついに生産終了となります。(後継機種は当面予定なし)在庫限りとなります。ご希望の方はお早めにどうぞ!」と案内している。
なお昨年(2013年)、八重洲無線はVX-7/7B、FTM-350A/AH、FTDX9000 Contest、VX-8G、FT-270、FT-950シリーズの各モデルを、また2014年にはFT-1900シリーズを、それぞれ生産終了としている。
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