八重洲無線株式会社は、独自の「C4FMデジタルモード」を搭載したアマチュア無線機、FT1DとFTM-400D/DHの新ファームウェアを6月13日夜に公開した。導入すると「WIRES-X」への対応が図られるという。メインファームウェアの新バージョンはFT1DがVer.2.00、FTM-400D/DHはVer.1.20となる。また導入には同時公開されたDSPファームウェアのアップデートも必要となる。
八重洲無線のWebサイトで公開された、両機種の新ファームの概要は下記のとおり。
●FT1Dの新ファームウェア
(メインファームウェア:Ver.2.00、DSPファームウェア:Ver.1.07)
おもな変更点
1.WIRES-Xに対応しました。
2.カメラ付きマイク(MH-85A11U)接続時の受信音出力先をマイク側のスピーカまたは本体のスピーカより選択できるようにしました (セットモード)。
3.デジタルモードの受信音量を最適化しました。
4.バックトラック機能の表示方法にNORTH UP表示を追加しました。
5.その他、機能改善および最適化を行いました。
●FTM-400D、FTM-400DHの新ファームウェア
(メインファームウェア:Ver.1.20、DSPファームウェア:Ver.2.10)
おもな変更点
1.WIRES-Xに対応しました。
2.付属のマイク(MH-48A6JA)のテンキーを使用してGMメッセージとAPRSメッセージの英数文字の入力をできるようにしました。
3.ボイスガイドユニットFVS-2(オプション)のガイダンス出力または音声再生時に、受信音のミュートON/OFFを選択可能にしました(セットモード)。
4.その他、機能改善および最適化を行いました。
いずれの機種も新ファームへのアップデートを行うためには、公開されている新ファームの説明書(「ファームウェア更新情報」のPDF)をよく読み、対象機種用のファームウェアを正しくインストールしなくてはならない。また「メインファームウェア」と「DSPファームウェア」の両方をアップデートする必要がある。
詳細とダウンロードは下記関連リンクにある「アップデートファームウェア ダウンロード」の項目を参照のこと。
●関連リンク:
・FT1D 各種ファイルのダウンロード(八重洲無線)
・FTM-400D/FTM-400DH 各種ファイルのダウンロード(八重洲無線)
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