一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は7月6日、東京都千代田区の科学技術館で「小中学生向けアマチュア無線入門講座」を昨年に続いて開催した。関東各県から36名の小中学生が集まり、アマチュア無線の楽しみ方に関する講演を聴いたり、モールス符号当てゲーム、FMラジオの製作、無線デモカーの見学などを楽しんだ。
JARDは若年層へのアマチュア無線のPRのため、アマチュア無線資格を未取得の小中学生を対象とした「アマチュア無線入門講座」をJARL、JAIAなどの協力で昨年から開催している。
7月7日、東京都千代田区の科学技術館会議室に集まったのは小中学生の男女36名(平均年齢9.3歳)。会場内に展示されたJAIA各メーカーのアマチュア無線機器を見たり、特定小電力トランシーバーを使って「交信ごっこ」に挑戦したり、ベテランのアマチュア無線家による「アマチュア無線の楽しみ方」の講演などを楽しんだ。
休憩時間には、科学技術館正面入口に展示された、第一電波工業の無線デモカー(ランドローバー・ディフェンダー)を見学。さらに全員に貸し出されたモールス練習用電鍵を使って、欧文と数字のモールス符号を勉強。全員が教わったばかりの「SOS」や「AKB48」などの単語を上手に打ち、ランダムに出題された9文字のモールス符号を当てるゲームでは、すべての班が全問正解するという驚きの成績となった。
最後はハンダ付けの不要なFMラジオキットを全員が製作し、父兄や会場スタッフのサポートを受けながら、全員が時間内に完成させることができた。
●関連リンク:
・昨年に引き続き 日本アマチュア無線振興協会(JARD)がアマチュア無線講座を開催(JARL Web)
・イベントリポート 小中学生向けアマチュア無線講座(JARD)
●いったん広告です: