「太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター」の発表によると、太陽黒点数(SSN)が7月5日(土)に「213」となり、今年6回目の「200」越えを果たした。翌日の7月6日(日)には「256」まで上昇するなど、一時期は「37」までダウンしていた太陽黒点数が着実に増えている。それを物語るように、50MHz帯やHF帯ハイバンドを中心に、いつもは聞かれない海外局の信号が多数入感している。DXerにとって“プチお祭り騒ぎ”の様相だ。
太陽黒点数=サンスポットナンバーの上昇傾向が、データから着実に読み取れる。今年6回目の「200」越えを7月5日(土)果たし、7月6日(日)には「256」まで上昇。「SFI(Solar Flux Index)」と「SSN(太陽相対黒点数)」も上昇傾向にある。
実際のコンディションも、50MHz帯では既報(7月4日記事)のとおり、ヨーロッパのHA(ハンガリー)、SP(ポーランド)、I(イタリア)、F(フランス)、PA(オランダ)、DL(ドイツ)、G(イングランド)などが入感。地域によっては北極圏のOX(グリーンランド)や アフリカに属するEA8(カナリア諸島) との交信に成功した局もいた。
21MHz帯ではアメリカ東海岸とヨーロッパが同時に開けたり、日付の変わる前の深夜の時間帯にはロングパスと思われ西アフリカの局も強力に聞こえてきた。オープン時間はそうれほど長くないが、短期集中決戦でバンド中が賑やかな状態だ。とにかくDXerにとって“プチお祭り騒ぎ”の状態だと言っていいだろう。
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・太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター
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