タイのアマチュア無線連盟(RSAT)は、国家放送通信委員会(NBTC)が3年かけてまとめた「新アマチュア無線規則」が247,000局ある同国のアマチュア無線局に与えられることになると伝えた。新たに6mバンドの運用が許可され、また2mバンドも500kHz拡大し146.5MHzまでとなる。Advanced級には1kW出力も認められるほか、無線機購入の際の障壁となっていた規制は緩和され、新しいトランシーバーを購入しやすくなる。さらに160mバンドと80mバンドも追加で認可されるだろう。
そのほかの変更としては、より多くのクラブ局とコンテスト用のコールサインが発行される。アマチュア無線局の運用資格を持っていない人々はクラブ局の監督のもとで運用できるようになるかもしれない。また8W/分のモールス受信試験はIntermediate級とAdvanced級の試験内容として残される。初心者用のNovice(Basic)級は現在144MHz帯で60W、28MHz帯で100Wの出力が認められている。NBTCは、新しい配分表を公示した。
一方、ドイツの電気通信当局は、「クラスA」のアマチュア無線局に対して2014年7月2日から8月31日まで4mバンドの70.000~70.030MHzの使用を承認した。ドイツのアマチュア無線連盟であるDARCは、このバンドの使用には50MHz帯に対するものと似た制限が付くと報告している(EIRP:オールモード25W、最大帯域幅:12kHz、アンテナ:水平系)。70MHz帯は1957年以降ドイツのアマチュア局は利用できなかった。DARCは「4mバンドの恒常的な利用に向かっての前進である」と述べている。 (ARRLニュース 7月11日より抄訳 ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL )
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