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<FCCライセンス所有者に朗報>「ライセンス切れ」から2年経過で失効していたルールが改正へ

米国のFCC(連邦通信委員会)が発行するアマチュア無線資格「FCCライセンス」。これまでは有効期限10年間のライセンスの更新手続きを行わないまま2年が経過すると失効していたが、今後は初級の「Technician Class(テクニシャン級)」の試験をパスさえすれば、元のクラスのライセンスが再取得できるようになると、ARRLが伝えている。

 

 

 現在、FCCが発行するアマチュア無線のライセンスは、初級の「Technician Class(テクニシャン級)」、中間に位置する「General Class(ジェネラル級)」、そして最上級クラス「Extra Class(エクストラ級)」の3つで資格試験が行われている。この試験は、日本国内でもボランティア試験官(VE=Volunteer Examiner)の資格を持つ人たちが集まった団体「VEチーム」によって各地で実施されている。

 日本のアマチュア無線の場合、生涯有効の「無線従事者免許証」と、5年間有効の「無線局免許」の2本立てで、仮に無線局免許が失効しても従事者免許証は有効だから再開局の手続きは容易だ。しかし米国の場合は「資格」と「局免許」が一体になっているため、今まではライセンス取得から10年目の更新を忘れ、そのまま2年の猶予期間が経過すると一切の資格を喪失し、再び必要な資格の試験を受け直さなくてはならなかった。
 それが今回の改正で「Technician Class(テクニシャン級)」の試験にパスすれば、元のクラスのライセンスを再取得できるようになった。現在は資格試験が行われていない「Advanced Class(アドバンス級)」には「General Class」の資格が与えられる。ただし、昔どの資格を所持していたかの証明は申請者(受験者)自身が行わなくてはならない。

 資格復活の場合、コールサインは新規発給となる。昔のコールサインを希望する場合、空いていれば有料でVanity Call Sign System(バニティーコールサイン申請)が可能で、自分の住んでいるエリア外のコールサインを取得することもできる。詳しい手続き方法などは関連リンクから「Exam Element Credit Rules and Instructions(ARRL)」を確認してほしい。

 

 

 ●関連リンク:Exam Element Credit Rules and Instructions(ARRL)

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