モービルハムのパイオニアたちで組織する「東京オールド」。その昔、「MHC(モービル・ハム・クラブ)」という名称でスタートした同クラブは、その後「JMHC」に名称を変え、さらに「JMHC東京」に変えてモービルハムの全盛期を迎え、今日に至る。メンバーには、戦前からハムを楽しむ2レターコールサインを持っていたOTも何人かいて、この度、その方たちが「戦前コールを取られた方々で戦後コールを取られた方々リスト」を作成し、8月2日に公開した。我が国アマ無線界をひもとく、“永久保存版”の貴重な資料と言えるだろう。
前回、「我が国アマ無線界をひもとく貴重な資料」の第1弾として、QTC-Japanを主宰する川合信三郎氏(JA1FUY)が、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の機関誌「JARL NEWS」、とくに戦前の草創期から戦後のアマチュア無線再開(昭和27年)にかけての同誌を電子化(PDF形式)してアーカイブ公開したことをお伝えした。
↓第1弾の記事はここをクリック!
<我が国アマ無線界をひもとく貴重な資料>永久保存版! 戦前戦後の「JARL NEWS」をQTC-Japan.comが電子化し無料公開
その第2弾が、「東京オールド」のメンバーであるOTが作成した、「戦前コールを取られた方々で戦後コールを取られた方々リスト」だ。制作に関わったOTは、「最近の方々は戦前のコールはご存じないので、有意義ではないか」と、リスト制作と無料公開の意義を語っている。
リストは東京オールドのWebサイトから、誰でも無料で閲覧可能で、PDF形式で公開。東京オールドのWebサイトもQTC-Japanが協力し制作を行っている。東京オールドのWebサイトへは下記関連リンク先のQTC-Japanからたどれる。
なお、戦前のアマチュア無線局(無許可時代、実験局時代を含む)の局名録は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林良太氏のWebサイトで「戦前コールブック」と題して独自の調査結果が公表されている。
ここには第二次世界大戦前に免許された約1,000局分の呼出符号、免許人、免許の年月日などのデータと、「免許人が次に取得した呼出符号」の判明分が掲載されているので、上記「東京オールド」のリストと併せて閲覧すると、より参考になるだろう。
超大作!! JJ1WTL・本林氏調査の「戦前コールブック」はコチラ↓
http://www.motobayashi.net/callbook/index.html
●プリフィックスが「J」一文字だった貴重な戦前のQSLカード
※アマチュア局は「私設実験局」という位置づけだった
●関連リンク:QTC-Japan.com
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