「太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター」の発表によると、8月29日の太陽黒点数が「73」まで下がってしまった。8月に入って200を超えた日は1日もなく、100を超えた日も16日間しかないという低迷ぶり。ここ数日は「何も聞こえない!」と嘆くDXerの声も聞かれるほどの状態だ。
一時は「0」にまで落ち込んだ太陽黒点数も、徐々にではあるが、回復の兆しを見せていた。しかし100を挟んで行ったり来たりの状態で、なかなか200には近づかない。100を超えた8月の17日の週には、21MHz帯を中心にヨーロッパ方面が久々にオープン。コンディションの好転を期待した無線家は多かったが、ここ数日はHF帯ハイバンドを中心に「何も聞こえない!」と嘆くDXerの声が聞かれるほどの状態となっている。
一方、太陽エネルギー強度の数値(SFI)は「120」。SFIの最小数値は68で最大数値は300以上になるので、100を超えている現状は極端に悪いとは言えない。
8月30日(土)は太陽活動はやや活発な状態という予報が出ている。それを裏づけるように、日中には、21MHz帯SSBでマレーシアの特別プリフィックス(9M57**)の局やタイ(E20)、そして28MHz帯SSBでは南太平洋方面の局などが聞こえていた。
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・太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター
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