今年の「ハムフェア2014」会場で発表された、アイコムの50周年を記念したHF/50MHz帯のフラッグシップ固定機・IC-7850。最高水準の性能と全世界限定150台というプレミアモデルのためか、希望小売価格や発売日がアナウンスされる前にもかかわらず、世界中から問い合わせやプレ予約に関する連絡が殺到しているという。そこで気になるのは「限定150台を売り切ってしまった後はどうなるのか?」という点だろう。
全世界150台限定のIC-7850だが、すでに一部の無線ショップでは「予約順位保存」のため、プレ予約を開始しているところもある。岐阜県の無線ショップ、CQオームもそのひとつだ。同店はブログやFacebookページなどで次のようにアナウンスしている。
ハムフェアでアナウンスがされた『IC-7850全世界限定150台限定モデル』です。売価はまだ確定していなんですが、予約順位保存のために、昨日からプレ予約を行うこととなりました。
(中略)
正確な価格も決まっていないのに、世界的に問い合わせ・プレ予約が殺到しているということで、予約順保全のため、プレ予約を開始いたします。ご予約希望の方は、早めにご連絡下さい!最終金額は改めてご案内いたします。
なお一点注意事項です。全世界限定150台です。そのため、プレ予約を受け付けた場合にも、最終集計の結果、規定台数を超えたため、販売できない場合があるそうです。その点につきましては、どうぞご了承下さい。
なお同店は、IC-7850に関する「重要追加情報」として、150台限定モデルが完売した後の予定についてを言及している。こちらも非常に興味深い情報だ。
IC-7850限定バージョン150台の販売後はどうなるの? 7900出るの? 等々、お問い合わせをよくいただきます。
150台限定バージョン完売後には、非公式ですが『IC-7850ノーマルバージョン(仮称)』が発売となります。筐体はIC-7800と同じ通常タイプに戻して、内部は、最新のIC-7850です。
(中略)
ですから、ピアノブラック&ゴールドの特殊筐体と、150台の台数限定バージョンというプレミア価値が差額分というような感じになります。
なんといっても、世界限定で150台ですから、その辺りをどう考えるか…ですね。
※なお情報は現時点のもので、変更の可能性があります。どうぞご了承下さい。
つまり「全世界限定150台」なのは、ボディをピアノブラックにし、さらにゴールドのボタン類や記念プレートを装備した“IC-7850のアイコム50周年記念モデル”で、その完売後は通常ボディのIC-7850を、やや安い価格で販売する予定があるようだ。
「IC-7850には興味があるが、少しでも安く買いたい」「あのブラックとゴールドが…」という向きは、IC-7850通常モデルの登場を待ってみるのもひとつの方法かもしれない。
●関連リンク:
・IC-7850 プレ予約受付開始! 世界一斉予約のため、すでに完売の勢いとのこと! それから、気になるIC-7850 150台完売後についての追加情報(CQオーム ブログ)
・CQオーム Facebookページ
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