沖縄県宮古島(宮古島市)の地域紙「宮古毎日新聞」は9月5日、沖縄地方非常通信協議会が宮古島市役所平良庁舎で実施した「2014年度非常通信訓練」における、宮古島ハムクラブ(JR6YGQ)と宮古島市、JARL沖縄県支部の連携について写真入りで報道した。
報道によるとこの訓練は、地震の発生により宮古島と沖縄本島を結ぶ光ファイバー回線が切断され、島外へのすべての情報伝達手段を喪失したという想定のもとで実施。情報伝達の手段を失った宮古島市が宮古島ハムクラブに非常通信を要請。アマチュア無線で沖縄本島の県災害対策本部に連絡し、衛星携帯電話や連絡用無線機の貸出を手配するよう求める、というもの。
宮古島ハムクラブはアマチュア無線(短波帯SSB)で、約300km離れたJARL沖縄県支部(JR6RL)と交信して市の要請を伝達、同支部が県災害対策本部に連絡し、通信手段を確保したとする電文を宮古島市に返信した。
この記事は宮古毎日新聞のWebサイトでも閲覧できる。
●関連リンク:
・災害想定し無線活用/沖縄地方非常通信協議会(宮古毎日新聞)
・大規模災害想定し、情報伝達手段確保訓練…非常通信協議会(SHINPO.NEWS.COM)
・総務省沖縄総合通信事務所 非常通信訓練の実施
・沖縄地方非常通信訓練の実施概要 PDF(JARL沖縄県支部)
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