「太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター」の発表によると、太陽黒点数(SSN)は8月下旬から緩やかに上昇傾向となり、9月10日(水)には「161」を記録するなど、100台半ばまで回復。実際のコンディションも良好で、待ちに待った秋のDXシーズン到来の兆しが見えてきた。
8月下旬からのSSNの状況。緩やかに上昇傾向が見られ、秋のDXシーズン到来が感じられるようになった
8月下旬からの太陽黒点数=サンスポットナンバーの推移を見ると、8月30日(土)に「64」を底に、徐々にではあるが、数値が上昇している。200台には届かないものの、安定して100台半ばまで回復した様子がうかがえる。
実際のコンディションの上昇も感じられるなか、DXerからも「秋のコンディション到来」という声が聞こえてくる。
また、太陽の黒点数の値となる「SFI(Solar Flux Index)」と「SSN(太陽相対黒点数)」も共に上昇傾向にあり、「サンスポットナンバー」が太陽側のコンディション数値ならば、地球側の地磁気活動を表す「A-Index」や「K-Index」も低く安定しているので、コンディションに期待が持てるだろう。
「宇宙天気ニュース」によると、9月11日(木)午前2時半(世界時間10日7時半)に太陽中央部で大規模なフレアが発生したと伝えている。今後、通信に及ぼす影響が気になるところだ。
2014年通期では、7月17日(木)に記録した「0」の落ち込みが大きく、回復に時間がかかっている
「太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター」のWebサイトに表示されている2014年9月10日の太陽黒点映像。黒点がはっきり見え出した
数値は安定して100台半ばをキープしている(同Webサイトから)
●関連リンク:
・太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター
・X1.6の大規模フレアが発生しました。CMEも地球方向に発生しています。(宇宙天気ニュース9月11日付)
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