9月24日は「76」だった太陽黒点数(SSN)は、9月25日は「139」、9月26日は「203」と、たった2日間で127ポイントも上昇したと伝えたばかりだが、「太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター」の発表によると、9月28日の「200」を最後に数値が徐々に下がり、10月7日は「75」と、ついに100台を割り込んでしまった。
9月の終わり、久しぶりに200台まで回復した太陽黒点数=サンスポットナンバー。ところが10月に入ってからまた冴えない状態が続いている。10月6日に「86」、7日に「75」と、この2日間はついに100台を割り込んでしまっている。
一方、「サンスポットナンバー」が太陽側のコンディション数値ならば、HF帯には15以下が望ましいと言われる地球側の地磁気活動を表す「A-Index」が「6」、HF帯には3以下が望ましいと言われる「K-Index」が「2」という状況だ。
実際のコンディションは100台以下でも、YJ0X(バヌアツ共和国)、T30D(キリバス共和国)など、南太平洋方面のパスは良好で、この2局は50MHz帯でも入感リポートがある。また21MHz帯SSBで8J1RL(昭和基地のJARL局)などが弱いながらも安定して聞こえている。とは言っても、DXerが期待する“秋のFBなコンディション”には程遠い現状ではある。
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・太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター
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