総務省は11月4日付けの官報で「アマチュア局の保証の業務を行う者」として、一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)を公示した。公示によると「保証の業務の開始の日」は平成26年11月10日となっており、JARDはこの日以降アマチュア局の無線設備の保証(保証認定)業務を行うことが可能になる。実際のサービス開始は2014年内を予定している。
総務省は2014年7月に「アマチュア局の保証業務」に関連した告示を改正し、アマチュア局の無線設備の保証業務を行える者に従来あった「株式会社や有限会社(アマチュア無線機の製造販売業者を除く)」という制限を撤廃し、「総務大臣が別に定めるところにより公示する者」へと緩和した(既報記事参照)。
これを受けてJARDは、ハムフェア2014の会場で保証業務への再参入を正式表明し準備を進めてきたが、11月4日の総務省公示で「アマチュア局の保証の業務を行う者」として正式に認められた。
公示では「保証の業務の開始の日」が平成26年11月10日となっており、JARDはこの日以降に料金体系など具体的なサービス内容を発表し、年内にはスタートさせる予定だ。
これまで、アマチュア局の保証業務はTSS株式会社のみが実施してきたが、JARDの参入によりアマチュア無線家にとっては選択肢が増えることになる。JARDが行う保証業務の料金体系や内容、TSSと比較した場合の特徴などについては今後もhamlife.jpで報じていく。
●関連リンク:
・インターネット版官報 平成26年11月4日付
・JARDホームページ
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