終戦直後の1942年から日本語放送を行い、1970年代後半のBCLブームのときは中波や短波で簡単に、しかも長時間受信できたことで人気が高かった旧ソビエト連邦構成共和国の国営「モスクワ放送」。その後、ソビエト連邦崩壊と共に「ロシアの声 (Voice of Russia) 」に改称されたが、同局のWebサイトによると、11月10日から新情報ブランド「スプートニク」として再スタートを切った。東経90度の静止衛星とインターネットで行われている日本語放送も11月11日からは「ラジオ・スプートニク」の名称が使われている。
日本語Webサイトの記事によると、「スプートニクは2015年、その世界130都市・30言語による総放送時間を一日800時間とする」と紹介している。もちろん日本語放送も含まれる。
11月11日に行われた日本語放送をアーカイブで確認したところ、「こちらは『ラジオ・スプートニク』、モスクワからの国際ラジオ放送です」「こちらは『ラジオ・スプートニク』、モスクワからの日本語放送です」とアナウンスし、番組内で「ラジオ・スプートニク」について発足内容を紹介してる。なおアナウンサーは「スプートニク」ではなく、「スプートニック」に近い発音をしていた。
ちなみに「スプートニク」は、世界初の人工衛星としてその名が知られているが、ウィキペディアでは「ロシア語では『付随するもの』から転じて『衛星』の意味としている」と記載されている。
詳しくは、下記の関連リンクから確認できる。
●関連リンク:
・「スプートニク」世界への発信(ロシアの声)
・オンデマンド日本語放送(ロシアの声)
・ラジオ日本語放送スケジュール(ロシアの声)
・ロシアの声(ウィキペディア)
・スプートニク(ウィキペディア)
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