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<動画リポート>日本で唯一、ITU国際監視局「総務省関東総合通信局三浦電波監視センター」を日本ITU協会が紹介

国際電気通信連合(ITU)条約上の国際監視局に指定されている、「総務省関東総合通信局三浦電波監視センター」。HF帯電波監視業務と宇宙電波監視業務を行っている日本で唯一の施設である。今回、動画リポートとして一般財団法人 日本ITU協会が同施設を紹介。装置の数々はもしろん、日々の業務内容など、センター長ほか職員のみなさんによる説明は興味のわくものばかりだ。

 

 

 

 電波監視というと、他の無線局の運用を妨害したり、放送の受信に障害を与えて電波利用環境を乱す“不法無線局”を探知するシステムとして、電波利用料などを財源に「DEURAS(デューラス、DEtect Unlicensed RAdio Stations)」を全国に整備。「センサ局」を全国に設置(平成22年度末で約340か所)して、これを総合通信局などに設置された「センサ局」から遠隔操作することで、不法電波の発射源の位置特定や記録を行っている。

 また、車両などに搭載された不法無線局を探査する場合、機動性を重視した不法無線局探索車「DEURAS-M(デューラス・エム)」もある。

 

 その中でも、今回紹介されている「総務省関東総合通信局三浦電波監視センター」は、国際電気通信連合(ITU)条約上の国際監視局に指定されている、日本で唯一の施設である。短波監視施設の「DEURAS-H(デューラス・エッチ)」というプレートが、施設内の監視卓の上に設置されていた。

 主な業務内容は、HF帯電波監視業務と宇宙電波監視業務である。とくにITU条約上の国際監視局に指定されているため、ITUに登録されている主に国際短波放送の周波数を聴取し、放送時間や周波数のずれなどの監視のほか、ITUに未登録の電波を発見し報告などを行っている。

 近年、外国からと思われる電波によって日本の衛星回線が干渉を受けるという事例が多発している。そのようなときに、妨害電波がどの国のどの位置から出ているか特定する機能があるという。

 

 施設内の機器類や職員へのインタビューなど、とにかく興味深い内容がいっぱいの動画リポートだ。

 

 

 

●#027 ITU登録の国際監視局~総務省関東総合通信局三浦電波監視センター

 

 

 

●関連リンク:

・#027 ITU登録の国際監視局~総務省関東総合通信局三浦電波監視センター(一般社団法人 日本ITU協会)
・総務省 電波監理部(三浦電波監視センター)
・総務省 短波監視施設(DEURAS-H)

・一般財団法人 日本ITU協会
・国際電気通信連合/ITU(ウィキペディア)

 

 

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