レーダー探知機やドライブレコーダー、各種通信機器の製造販売などで知られる株式会社エフ・アール・シーは、400MHz帯の特定小電力トランシーバーの新製品として「FT-20Z」を開発中であることを発表した。特小のポピュラーな単信チャンネル20chを装備、付属のネクタイピン式イヤホンマイクを使用してVOX機能によりハンズフリー送信も可能。さらに任意の2つのチャンネルで待ち受けが可能なデュアルウォッチ機能を搭載した製品だ。価格は未定だが、2台セットで販売予定という。
「株式会社エフ・アールー・シー」は、レーダー探知機やドライブレコーダーなど自動車用のエレクトロニクス機器や、防犯カメラ、液晶モニター、広帯域受信機といった自社商品の販売のほか、日本のアマチュア無線機器やアンテナの卸販売(メーカーと直接取引をしていない、地方のショップなどに商品を供給)の大手として、アマチュア無線業界内ではよく知られた存在である。
そのエフ・アール・シーが、20ch搭載の特定小電力トランシーバーの新製品「FT-20Z」を開発中であることが発表された。ネクタイピン式のイヤホンマイク付きで、デュアルウォッチ機能を搭載。2台セットで販売する予定という。
特徴とスペックは下記のとおりだ。
<FT-20Zの特徴>
・免許・資格不要で誰でも利用可能。2台セットですぐ交信可能
・他社製の特定小電力トランシーバー含め、9ch・11ch・20ch機種と交信可能な20chモデル
・38グループモードを搭載。同じグループでのみ快適に通話が可能
・VOX(ハンズフリー)機能搭載、ネクタイピン式イヤホンマイクが付属し、ハンズフリーで話せる
・2つのチャンネルで待ち受け可能なデュアルウォッチ機能。通話終了後は、再度デュアルウォッチに戻る
・オートパワーオフ機能
・10種類のコールトーン内蔵
・単4電池4本運用
<おもな仕様>
・送受信周波数:
422.050~422.175MHz(12.5KHzステップ)
422.200~422.300MHz(12.5KHzステップ)
・電波型式:F3E
・受信感度:-9dBμ以下(12dB SINAD)
・低周波出力:300mW以下(定格電圧8Ω負荷 5%歪)
・電源電圧:DC6.0V
・使用時間:約25時間
・動作温度範囲:-10度~+55度
・サイズ:幅55×高さ183×奥行35mm(突起物含まず)
・重量:約95g(電池含まず)
●関連リンク:特定小電力トランシーバー FT-20Z(エフ・アール・シー)
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