「太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター」の発表によると、12月8日の太陽黒点数=サンスポットナンバー(SSN)は「77」と、いまひとつ元気がない。HF帯ハイバンドや50MHz帯は特筆するDXの入感が少なく、やや静かな状態になっている。一方、7MHz帯などではロングパスでヨーロッパや南米などからのリポートがある。
11月初旬から23日まで、ほぼ「100」を切る状態が続いていた太陽黒点数=サンスポットナンバー(SSN)だったが、11月26日には一時「170」まで回復。だが、12月に入ってからは再び数値が下がり始め、12月5日には「100」を割り込み、12月7日には「58」まで落ちてしまった。
それを物語るように、HFハイバンドや50MHz帯で、特筆すべきDX局の信号はほとんど聞こえない。50MHz帯では11月24日から27日までアンダマン諸島のDXペディション、VU4KVが西日本を中心に入感したが、ちょうど太陽黒点数が上昇したタイミングが奏功したのかもしれない。
一方で7MHz帯やローバンドでは、ヨーロッパや南米などのパスが開けることがある。
グラフからも年間を通して「200」を超える日が少なくなっていることがわかる。すでにサイクル24の後半。これから年末年始に向け、お空のコンディションが気になるDXerも多いだろう。
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