九州総合通信局は、外来波により福岡空港で使用している無線局へ障害が発生したと国土交通省大阪航空局からの報告を受け調査したところ、空港付近の工事現場で使用しているクレーンに設置されているワイヤレスカメラが原因であることを特定し、妨害源を排除したと発表した。
10月14日午前、九州総合通信局は国土交通省大阪航空局から、福岡空港で使用している航空保安施設の無線局に外来波による障害が発生している旨の申告を受け、空港周辺において調査を実施したところ、同日午後に、福岡空港付近の工事現場で使用されているクレーンの動きに連動して障害が発生していることを確認した。
さらにに電波の到来方向の調査を行った結果、クレーンに 設置されている電波法の技術基準に適合しないワイヤレスカメラが障害の原因であることを特定し、妨害源を排除したと、12月10日に同総合通信局から発表があった。
九州総通では「今後ともこのような重要無線通信妨害申告に対する妨害源の迅速な排除をはじめとした無線通信に対する混信・妨害に的確に対応するとともに、類似事案の発生抑止の観点から関係団体等への周知等を行うこととしています」としている。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
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