九州総合通信局は、大分県内の放送事業者から放送業務用の無線局に車両の誘導を行っているような通話が混入するとの申告があり、同局の電波監視システムによる方位測定調査の情報をもとに調査した結果、大型トレーラーの誘導指示に使用している外国規格の無線機が原因であることを特定し、妨害源を排除した。
10月28日午前、大分県内の放送事業者から、放送業務用の無線局に車両の誘導を行っているような通話が混入するとの申告が九州総合通信局にあり、電波監視システムによる方位測定調査の情報をもとに大分市内において調査が行われた。
その結果、大分市内で大型トレーラーの誘導指示に使用している電波法の技術基準に適合していない外国規格の無線機が原因であることを同日午後に特定し、妨害源を排除したと12月18日に同総合通信局が発表した。
九州総通では「今後ともこのような重要無線通信妨害申告に対する妨害源の迅速な排除をはじめとした無線通信に対する混信・妨害に的確に対応するとともに、類似事案の発生抑止の観点から周知広報などを行うこととしています」としている。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
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