既報のとおり(2014年12月17日記事)、2015年1月5日からアマチュア無線のバンドプラン(使用区別)の改正と、475.5kHz帯(472~479kHz)をアマチュア業務へ割り当てに伴う、新バンドプランの運用がスタートした。このため一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)コンテスト委員会では、JARLコンテスト使用周波数帯の見直しの答申を行ったが、「平成26年11月の理事会審議では審議持越しの案件があったため本件も承認されず、2015年2月に開催される次回の理事会で継続審議され、承認される予定」だと、1月5日付けの「コンテスト委員会からのお知らせ」で説明があった。JARL地方本部、支部など主催のコンテストのルールによっては注意が必要だ。
JARLコンテスト委員会からのお知らせには、「現在のJARLコンテスト使用周波数帯では、3.5MHz帯の電話の一部周波数(3.530-3.535MHz)が新バンドプランの逸脱となります。平成27年(2015年)1月5日から3月31日の間に開催されるコンテストでJARLコンテスト使用周波数帯を使うコンテストでは、新バンドプランを順守して運用されることをお願いします」と記している。
JARL本部主催のコンテストとして、4月25日(土)~26日(日)に「ALL JA コンテスト」が予定されている。こちらはぎりぎり間に合うスケジュールとなっているが、それまでに開催されるJARL地方本部、支部、クラブなどが主催するコンテストの中には、ルールで「使用周波数、電波型式はJARL主催コンテスト周波数に準ずる」と記載されている例がある。
HF帯ローバンドを中心に、実際の新バンドプラン(使用区分)との差異が生じるケースも考えられるので、運用には十分注意してコンテストを楽しもう。詳しくは下記の関連リンクから確認してほしい。
●関連リンク:コンテスト委員会からのお知らせ(JARL Web)
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