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<米FCCが命令>他局の通信を故意に妨害したアマチュア無線家に11,500ドル(約138万円)の罰金

米国のFCC(連邦通信委員会)は、故意に他局のアマチュア無線通信の妨害をした、ペンシルベニア州のブライアン・クロー氏(K3VR)に罰金11,500USドル(約138万円)を支払うよう命令を出した。

 FCCはクロー氏の行為が連邦通信法333条の「故意でたび重なる違反」と、アマチュア無線規則97条101項(d)と97条119項(a)にある「免許された無線局へ故意の干渉」「自局に割り当てられたコールサインの不送信」に該当するとして罰金を支払うよう命令した。
 FCCの係官は2014年3月14日、クロー氏の無線局から14.313MHzで送信された電波を3時間にわたりモニターし、SSTV信号や別のアマチュア無線局の録音済み音声が送出されたことを確認している。これらの送信は、他のアマチュア無線局がこの周波数で通信するのを妨げたほか、モニターしている間、割り当てられたコールサインを送信しなかったことも通告書に記載されている。

 その後、FCC係官はクロー氏の住居を訪問し、同氏の無線設備が14.313MHzで送信できることを確認した。しかしクロー氏はその時間帯に無線局運用を行ったことを否定し「送信がなされたという時間帯は、自分は不在だった」と主張した。
 クロー氏はその後も他のアマチュア局の妨害をした事実が確認され、「FCCの権限を故意に無視した」と認定され、罰金に3,500ドルが加算された。
(ARRLニュース 1月14日付 ※許可を得て抄訳/(C)ARRL )

 

●関連リンク:FCC Fines Pennsylvania Ham $11,500 for Causing Intentional Interference(ARRL NEWS)

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