「太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター」の発表によると、2015年1月20日の太陽黒点数=サンスポットナンバー(SSN)が「57」を記録し、昨年から低調傾向が続いている。2014年9月28日の「200」を最後に、約4か月も200を越えた日はない。今となっては「100を超えれる日が待ち遠しい」と願うDXerも少なくないだろう。現在サービス中(1/16~2/26)の「EP6T(イラン)」や、これから始まる(1/25~2/13)カリブ海の「K1N(ナヴァッサ島)」など、大型DXペディション期間中のコンディションが気になるところだ。
2009年の暮れごろから始まった今回の「サイクル24」のピークは2つあったようだ。1つは2011年の暮れ、もう1つが2014年の春だったと、海外のWebサイトでそのデータ(2105年1月1日更新)を公表している。下記リンクのグラフを見ると、前回のサイクル23より太陽活動は静かだったこともわかるだろう。
・Solar cycles 23-24 (last update January 1, 2015)
http://www.solen.info/solar/images/cycles23_24.png
・Solar Terrestrial Activity Report
http://www.solen.info/solar/
・Solar Cycle Prediction (NASA)
http://solarscience.msfc.nasa.gov/predict.shtml
↓こんな時期もありました(2013年11月16日記事)
●【追記】大変です!! 太陽黒点数(sunspot)が「272」まで上昇し、300を突破する勢い
年末年始に約2年ぶりに運用(12/28~1/6)された「1A0C(マルタ騎士団)」は、それでも期間中のサンスポットナンバーが100前後だったため、この時期のヨーロッパの信号としては比較的強く、多くのJA局がQSOに成功している。
今後は一時的に数値が上がるかもしれないが、すでにサイクル24のピークは過ぎ、全体の傾向としては徐々に下がっていくと予想される。その一方でHFローバンドでは、CWを中心にヨーロッパ局などたくさんのDX局が聞こえているようになった。
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